今日は「災害デマ」について書こうと思います。
携帯やスマホ、タブレットの普及によりメールやSNSをはじめコミュニケーションの手段が多岐にわたり便利な世の中になってきました。
これは災害発生時には大きな役割を果たし、安否確認、緊急情報、災害情報、救急救命情報など最新情報の収集や、支援要請の情報発信など迅速に行うことができます。
反面、メールやTwitter、LINEなどSNS上では、事実と異なる情報、正確かどうかわからない情報、うその情報など、手軽な発信ができることが逆にデマの拡散にもつながっています。
実際、熊本地震の時には「動物園からライオンが放たれた」「〇時間以内に大きな地震がまた来る」といったデマが拡散し、動物園には問い合わせが殺到し対応に追われるといったことがありました。のちにライオンのデマの投稿者は逮捕される事態となりました。
災害発生時には不安な状況が続き、SNS等で役に立ちそうな情報を見つけると、家族や友人・知人にもいち早く伝えようとします。受け取った側は身近な人からの情報を信用し、それを自分の家族や友人・知人に共有します。このように連鎖的に”不確かな”情報が拡散されていくのです。
災害発生時には情報が錯綜し、正しい情報かどうかわからない情報が広がる、ということを知っておくことで、まずは情報を受け取ったら報道や行政機関の発表内容などを参考にその真偽を確かめたうえで、信用度の高い情報を伝えていくようにしましょう。
政府や被災地域の自治体も、最近はTwitter等のSNSを活用して最新の除法を発信していますので、こちらも参考になるでしょう。
JVOAD(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)が発信している「防災アクションガイド」が参考になりますのでぜひ参考になさってください。
■防災アクションガイド
まずは自分が意図せずともデマ拡散に関わることの無いよう、正しい情報を見極めることを意識し冷静に対応できるよう心がけましょう。
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